医療事務のITスキルを習得したい

【医事コンピュータ技能検定試験】を詳しく解説!~主催:一般社団法人医療秘書教育全国協議会~

一般社団法人医療秘書教育全国協議会が主催する【医事コンピュータ技能検定試験】を紹介します。

 

この記事ではこんなことが分かります

  • 【医事コンピュータ技能検定試験】合格後の取得スキルが分かります。
  • 【医事コンピュータ技能検定試験】合格後の資格を活かせる業務が分かります。
  • 【医事コンピュータ技能検定試験】の試験内容が分かります。

 

医事コンピュータ技能検定試験は民間試験です。

 

試験合格後の【活躍できる仕事内容】

活用できる医療機関病院・診療所
取得スキル
◆3級
医療事務及び医事コンピュータ についての基礎的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータ を用いて正しいレセプトを作成することができる。
◆2級
医療事務及び医事コンピュータについての一般的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを速やかに作成することができる。

◆準1級
医療事務及び医事コンピュータに関する専門的な知識を有し、やや複雑多岐な業務を遂行することができる。併せてDPC制度全般についての正しい理解と深い知識を有し、やや複雑なカルテより、専用ソフトを用いて、DPCレセプトが作成できる。


準1級・2・3級が実施されており、
2級以上に合格することにより、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになる
活用できる業務内容
受付業務・病棟クラーク

 

医事コンピュータ技能検定試験の特色

平成8年度にスタートし、年間6,000名以上が受験する検定試験です。

医事コンピュータ技能検定試験は、一般的な医療事務知識・スキルに加え、ITスキルを問う試験です。

 

準1級・2・3級が実施されており、

2級以上に合格することにより医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになります。

 

試験概要

合格率50%~60%のやや合格しやすい資格試験です。

試験目的医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識を判断。
受験資格どなたでも受験できます。
合格率非公開
合格基準
全級共通

配点は、領域I60点、領域II60点、領域III60点で180点満点。
領域I、II、III、ともに60%以上正解のとき合格となります。

受験料3級 6,400円(税込)
2級 7,500円(税込)
準1級 8,600円(税込)

併願2・3級 13,900円 (税込)
併願準1級・2級 16,100円(税込)

2021年6月現在
試験日程◆一般受験者試験日程(年2回開催されます。)

【第51回】 2021年6月12日(3級)、13日(準1.2級)
・受付期間:第51回 2021年4月12日(月)~5月12日(水)必着

【第52回】 2021年11月13日(3級)、14日(準1.2級)
・受付期間:第52回 2021年9月13日(月)~10月13日(水)必着


実施時間は、実技試験実施パターンによって異なります。
 <第1日目は、3級です。>


◆一般受験者試験会場

>>こちら




◆医療秘書教育全国協議会会員校試験日程(年2回開催されます。)

【第51回】2021年6月12日(3級)、13日(準1.2級)
【第52回】2021年11月13日(3級)、14日(準1.2級)


◆医療秘書教育全国協議会会員校

>>こちら


試験実施方法会場受験  マークシート方式

※問題①領域Ⅰ(医療事務)、問題③領域Ⅲ(実技・オペレーション)受験の際のみ、ノート・参考書等の持込みは自由です。問題②は参考書の持込みはできません。

※計算機を除く携帯電話などの電子機器の使用はできません。
試験内容◆3級
I 医療事務
(1) 医療保険制度の概要及び診療報酬制度のシステムについて知識がある。
(2) 被保険者証その他の受診資格証の種別・患者負担金等を理解している。
(3) 診療報酬点数表の各部の通則・告示・通達の基本的な知識がある。
(4) 外来診療(在宅医療を含む)に関わる点数算定についての正しい知識がある。
(5) 「厚生労働大臣が定める基準等について」に関する基本的な知識がある。
(6) 「診療報酬請求書・明細書の記載要領について」の外来診療に関する項目の記載を理解している。

II コンピュータ関連知識
(1) コンピュータの内部処理(情報表現)を理解している。
(2) コンピュータの五大装置と機能を理解している。
(3) 周辺装置の種類と特徴を理解している。
(4) インターフェースの種類と特徴を理解している。
(5) ソフトウェアの種類と特徴を理解している。
(6) オペレーティングシステムの種類と特徴を理解している。
(7) アプリケーションソフト(ワープロ)の基本操作を理解している。

III 実技(オペレーション)
(1) 医事コンピュータを使用して、簡単な算定要件を付加した、平均的な外来診療例のカルテ及び伝票から、レセプトを作成することができる。
(2) 合計点数から保険の負担区分により、一部負担金を計算できる。

◆2級
I 医療事務
(1) 社会保険各法及び公費負担各法等の内容について相当の知識がある。
(2) 診療報酬点数表の各部の通則・告示・通達の相当な知識がある。
(3) 複雑な外来診療に関わる点数算定についての正しい知識がある。
(4) 入院診療に関わる点数算定についての正しい知識がある。
(5) 「厚生労働大臣が定める基準等について」に関する相当な知識がある。
(6) 「診療報酬請求書・明細書の記載要領について」 の多岐の項目についての記載を理解している。
(7) 診断群分類別包括支払制度(DPC)についての基礎的な知識がある。

II コンピュータ関連知識
(1) コンピュータの処理形態とネットワークの概要を理解している。
(2) インターネットの概要と活用方法を理解している。
(3) アプリケーションソフト(表計算)の基本操作を理解している。
(4) データベースの概要を理解している。
(5) 基本的なファイルの種類と保存形式を理解している。
(6) 保健医療情報システムの概要を理解している。

III 実技(オペレーション)
(1) 医事コンピュータを使用して、やや複雑な算定要件、施設基準を付加した、平均的な外来診療例、入院診療例のカルテ及び伝票からレセプトを作成することができる。
(2) コンピュータの特徴をつかみ、誤りの発生する個所を理解できる。
(3) 合計点数から保険の負担区分により一部負担金を計算できる。

◆準1級
I 医療事務
(1) 社会保険各法及び公費負担各法等の内容について実務上の幅広い知識がある。
(2) 診療報酬点数表の各部の通則・告示・通達の深い知識がある。
(3) 広い範囲の医療行為が行われている症例の複雑な点数算定について正しい知識がある。
(4) 「厚生労働大臣が定める基準等について」に関する深い知識がある。
(5) 「診療報酬請求書・明細書の記載要領について」の請求書及び明細書の細部まで理解し、レセプト記載やシステムの誤りを指摘することができる。
(6) 審査機関に関する知識を有し、返戻・減点レセプトに関する正しい対応ができる。
(7) 診断群分類別包括支払制度(DPC)についての多岐にわたる知識がある。

II コンピュータ関連知識
(1) ネットワークとサーバの機能を理解している。
(2) セキュリティに関するリスクと対策を理解している。
(3) 個人情報と権利の保護について概要を理解している。
(4) 医療情報に関する国の施策を理解している。
(5) 医療情報の標準化を理解している。
(6) 電子カルテシステムの法制度と基本操作を理解している。

III 実技(オペレーション)
(1) DPC制度を理解している。
(2) 医療機関別係数の体系を理解している。
(3) DPCコーディングについて正しく理解している。
(4) DPCにおける算定ルールについて正しく理解している。
(5) (1)〜(4)を踏まえ正確なDPCレセプトを作成できる。



主催団体一般社団法人 医療秘書教育全国協議会

〒134-0084
東京都江戸川区東葛西6-7-5 滋慶ビル2F
TEL 03-5675-7077 
FAX 03-5675-7078
E-mail
info@medical-secretary.jp
http://www.medical-secretary.jp/iji/index.html

 

持ち物

試験当日会場持ち込み
【OK】
〇教材・資料の持ち込み・閲覧可。
〇筆記用具は 実技・学科ともにHB以上の黒鉛筆(シャープペンシル可)。
〇電卓(電子卓上計算機)


【NG】
計算機を除くパソコン、携帯電話等の電子通信機器は持ち込みNG

 

勉強方法

認定講座を受講する

専門的な知識を必要とするので認定機関の対策講座等で学習してからの受験をおおすすめしています。

未経験者に最適最短で合格に向かえます。

 

>>医療秘書教育全国協議会会員校はこちら

独学で勉強する

医療秘書教育全国協議会主催の検定試験に対応するテキストです。

>>詳しくはこちら

 

書籍購入方法

医療秘書教育全国協議会「よくあるお問合せ」に記載されています。

>>テキスト申請書はこちら

 

引用元:一般社団法人 医療秘書教育全国協議会

 

参考書籍

紹介する書籍は新人からベテランまで普段の業務の中でも使っています。

参考にして下さい。

 

 

 

 

似ている試験名を区別する

医療事務の試験は似たような名前が多いです。

コンピュータ関連の資格をpickupしました。

それぞれ別記事で解説しています。

資格試験をまとめた記事もあります。

是非ご覧ください。

参考
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まとめ

医事コンピュータ技能検定試験について解説しました。

当資格試験は、レセコンでの処理能力スキルアップのための資格試験でした。

 

経験や現場の教育等で徐々にスキルアップしていきますが、

当試験を活用して最短でレベルアップ出来ます。

 

知識は学習(準備)が必要です。

 

当試験はその知識面を重点的に置き、差別化出来る資格でした。

 

医療機関に就職するために資格取得は必要です。

ですが、試験に合格することがGOALではありません。

資格の知識を活かして仕事に繋げることが目的です。

 

難しいという印象があり不安になるところもあると思います。

でも大丈夫です!

不安な気持ちになったのは、あなただけではありません。

今医療事務として活躍されている方も、わたしも同じ気持ちでした。

 

続ければ必ず理解出来てきます。

少しずつ歩んでいきましょう!

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