一般財団法人日本医療教育財団が主催する【医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレーター)】を紹介します。
この記事ではこんなことが分かります
- 【医事オペレータ技能認定試験】合格後の取得スキルが分かります。
- 【医事オペレータ技能認定試験】合格後の資格を活かせる業務が分かります。
- 【医事オペレータ技能認定試験】の試験内容が分かります。
医事オペレータ技能認定試験は民間試験です。
試験合格後の【活躍できる仕事内容】
活用できる医療機関 | 病院・診療所 |
取得スキル | 医事コンピュータ業務に関する知識・技能スキル |
活用できる業務内容 | 受付業務・病棟クラーク |
医事オペレータ技能認定試験の特色
電子カルテ(医事コンピュータ)スキルに特化した資格試験です。
医事オペレータ技能認定試験は、
医事部門の業務の効率化、円滑化等から導入されたコンピュータ化など、
医療界におけるIT化は今後さらに進んでいくなかで、
医事オペレータの養成にいち早く対応するため平成3年より資格試験を実施しています。
。ここ数年は年間約1万5000人が受験し、医療事務職志望者のレベルアップ、医療事務職従事者のスキルアップに活用されています。
医事オペレータ技能認定試験の合格者には「メディカルオペレータ」の称号が付与されます。
この称号は、
医事コンピュータの操作に関する知識と技能を備えていることを証明するものです。
試験概要
試験目的 | 医事コンピュータの操作・処理に関する知識と技能のレベル・職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的としている。 |
受験資格 | 年齢、学歴関係、職務経験制限なし 誰でも受験可能 |
合格率 | 87.0% |
合格基準 | 得点率が70%以上合格 |
受験料 | 8,800円(税込) 2021年8月現在 |
試験日程 試験会場 | ◆試験日程:年12回(毎月) ◆試験会場:各都道府県内の教育機関施設等 >>【参考】試験会場はこちら ※確実に調べたい方は電話などでのお問い合わせをおすすめします。 |
試験実施方法 | ◆試験時間:【実技のみ】70分(コンピュータ入力 60分、レセプト出力および点検 10分) ◆実技 外来患者3人・入院患者1人の模擬診療伝票から、患者情報・病名情報・診療情報を入力し、レセプト(解答用紙)を出力します。 |
試験内容 | ◆実技 1.基本操作 〇システムの起動と終了 2.患者登録 〇患者基本情報 1)氏名 2)性別 3)生年月日 〇保険情報 1)国民健康保険 2)社会保険 3)後期高齢者医療 3.病名登録 〇病名情報等 1)傷病名 2)診療開始日 3)主病指定 4)転帰 4.外来および入院診療内容入力 〇診療情報(主な診療内容) 1)基本診療料 ア.初・再診料 イ.入院料 2)特掲診療料 ア.医学管理等 イ.在宅医療 ウ.検査 エ.画像診断 オ.投薬 カ.注射 キ.リハビリテーション ク.精神科専門療法 ケ.処置 コ.手術 サ.麻酔 シ.放射線治療 ス.病理診断 5.レセプト出力 〇外来および入院 6.成果物の点検 〇外来および入院 |
主催団体 | 一般財団法人 日本医療教育財団 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9駿河台フジヴュービル6階 TEL:03-3294-6624(代) FAX:03-3294-1787 http://www.jme.or.jp/index.html |
持ち物
試験当日会場持ち込み | |
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【OK】 | 〇教材・資料の持ち込み・閲覧可。 〇筆記用具は 実技・学科ともにHB以上の黒鉛筆(シャープペンシル可)。 〇電卓(電子卓上計算機) |
【NG】 | 計算機を除くパソコン、携帯電話等の電子通信機器は持ち込みNG |
勉強方法
認定講座を受講する
専門的な知識を必要とするので認定機関の対策講座等で学習してからの受験をおおすすめしています。
未経験者に最適、最短で合格に向かえます。
今は情報が簡単に手に入る時代です。
情報を得て満足してしまっている世の中だからこそ行動できる人が強いです!
独学で勉強する
医事オペレータ技能認定試験のテキストは市販で販売されていません。
参考書籍
紹介する書籍は新人からベテランまで普段の業務の中でも使っています。
参考にして下さい。
似ている試験名を区別する
医療事務の試験は似たような名前が多いです。
コンピュータ関連の資格をpickupしました。
それぞれ別記事で解説しています。
資格試験をまとめた記事もあります。
是非ご覧ください。
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まとめ
医事オペレータ技能認定試験について解説しました。
当試験は、電子カルテ(医事コンピュータ)を含む医療IT化に関する基礎知識
電子カルテの実務に必要なオペレーションスキルが身に付けられる試験でした。
経験や現場の教育等で徐々にスキルアップしていきますが、
当試験を活用して最短でレベルアップ出来ます。
知識は学習(準備)が必要です。
当試験はその知識面を重点的に置き、差別化出来る資格でした。
医療機関に就職するために資格取得は必要です。
ですが、試験に合格することがGOALではありません。
資格の知識を活かして仕事に繋げることが目的です。
難しいという印象があり不安になるところもあると思います。
でも大丈夫です!
不安な気持ちになったのは、あなただけではありません。
今医療事務として活躍されている方も、わたしも同じ気持ちでした。
続ければ必ず理解出来てきます。
少しずつ歩んでいきましょう!