資格取得のお悩み~資格試験まとめ~

医療事務の資格試験【38種類 】を5つのスキルに分けて紹介!

この記事では医療事務を目指す

「学生」・「社会人」・「医療事務の仕事に就いているけどスキルアップしたい」

そんなあなたに役立つ記事です。

この記事ではこんなことが分かります

  • 医療事務の資格試験の種類が分かります。
  • スキル別に紹介しているので、資格試験の特性が分かります。
  • 資格試験の内容が分かります。

 

世間では【医療事務資格】とまとめて言われていますが、
調べてみると38種類の資格試験がありました。

 

医療事務の資格試験は38種類ある中で、

5つに分類してお伝えします。

 

 

mocaと申します。

経歴10年以上。男性医療事務。

関東の保険医療機関に勤めています。

プロフィールはこちら

 

医療事務38種類の試験

似たような試験名がたくさんありますね。

その理由は、資格試験団体(主催)が異なるからです。

(専門学校等や通信教育によって提携している資格試験団体はさまざまです)

1 >>診療報酬請求事務能力認定試験
2 >>医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))
3 >>医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士(R))
4 >>医療事務技能士認定試験
5 >>医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士)
6 >>医療事務検定試験
7 >>医科2級医療事務実務能力認定試験
8 >>医療事務認定実務者(R)試験
9 >>医療保険士
10>>医科医療事務検定 全国医療技能検定協議会
11>>医科医療事務検定試験 日本医療報酬調査会
12>>医科医療事務検定試験 日本医療事務検定協会
13>>クリニック事務技能認定
14>>医療事務資格
15>>レセプト点検業務検定試験
16>>DPC/PDPS初級検定試験
17>>労災事務管理士(R)技能認定試験
18>>在宅診療報酬事務管理士(R)技能認定試験
19>>ホスピタルコンシェルジュ(R)検定試験
20>>医療通訳技能認定試験【専門/基礎】
21>>医療通訳技能検定試験
22>>メディカル・フロント・コンシュルジュ技能認定
23>>医療英会話技能認定
24>>医師事務作業補助者(ドクターズオフィスワークアシスト(R)検定試験)
25>>医師事務作業補助業務実務能力認定試験
26>>医師事務作業補助業務実務能力認定試験(認定医師秘書TM)
27>>医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク(R))
28>>医療事務OA実務能力認定試験
29>>医事コンピュータ能力技能検定試験
30>>医事コンピュータ技能検定試験
31>>電子カルテ実技検定試験
32>>電子カルテオペレーション実務能力認定試験
33>>医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)
34>>医事コンオペレーターTM
35>>医療秘書技能検定試験
36>>2級医療秘書実務能力認定試験
37>>医療秘書情報実務能力検定試験(医療秘書管理事務士TM)
38>>医療秘書資格

5つのスキルに分類

業務内容別に5つのスキルに分類し振り分けました。

それでは見ていきましょう。

 

【医療事務の実務】知識・スキルを身に付ける

資格試験名
試験名をクリックすると詳しい内容が見れます
概要
医療事務技能審査試験
(メディカルクラーク(R))
●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
医療事務業務に従事する者の有する知識および技能の程度を審査し、証明。
医療事務職の能力向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とする。

●合格率:50-60%

●資格取得後の評価:
受付業務、診療報酬請求事務業務に関する職業能力が得られます。医療事務の仕事に近い試験内容です。
医療事務管理士技能認定試験
(医療事務管理士(R))
●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
医療保険制度や診療報酬の仕組みを理解し、正確に診療報酬を算定できるスキルを証明。

●合格率:50%

●資格取得後の評価:
日本で最初の医療事務の資格。
認知度が高いため、先輩医療事務員も持っている可能性高い。
医療事務技能認定試験●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
専門分野である医療事務の基礎(用語・知識)を固める。

●合格率:92.4%(2021年1月実施)

●資格取得後の評価:
医療事務を目指すにあたり理解しておくべき基本的事項や算定ルール・要件を理解していることを評価。
医療事務資格●団体・運営:
一般財団法人 日本能力開発推進協会

●目的:
医療事務業務に従事する者の有する知識および技能の程度を審査し、証明することにより、医療事務職の職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とする。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
医療保険制度等、診療報酬等、薬価基準、材料価格基準の基礎知識、医療用語及び医学、薬学の基礎知識、医療関係法規の基礎知識、診療報酬請求事務(レセプト作成)の知識を評価。

医療事務検定試験●団体・運営:
日本医療事務協会

●目的:
医療事務全般の基本的な知識と技術を証明。

●合格率:88.5%(2019年度)

●資格取得後の評価:
医療機関で即戦力として活躍を期待できる。

医療事務認定実務者(R)試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
診療所での医療事務の実務における基本を客観的に判断するための試験。

●合格率:60-80%

●資格取得後の評価:
診療所医療事務員の即戦力をアピールできる。
医療保険士●団体・運営:
医療保険学院

●目的:
医療保険や医療事務に関する基礎知識、実務能力を身に付けることが目的。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
診療報酬請求のスキルをアピールできる。
医療情報実務能力検定試験 1級・2級
(医療事務実務士)
●団体・運営:
特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会

●目的:
診療報酬請求事務の従事で求められる一定の能力を有すことを証明。

●合格率:2級 61.7%   1級 54.2%

●資格取得後の評価:
1級は入院レセプト問題が3問出題される。
1級に合格できれば、入院の診療報酬スキルを大いにアピールできる。
医科2級医療事務実務能力認定試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を客観的に判断するための試験。

●合格率:60-80%

●資格取得後の評価:
診療報酬請求の実務能力をアピールできる。
医科医療事務検定
(ANMC 全国医療技能検定協議会)
●団体・運営:
ANMC 全国医療技能検定協議会

●目的:
医療保険の仕組み、治療費の計算方法、診療報酬請求の仕組みなど病院等で必要とされている専門知識(スキル)を証明

●合格率:-

●資格取得後の評価:
3級:医療保険制度等が理解でき、基本的な治療内容を把握し、受付・会計ができる
2級:応用的な治療を把握し、外来の明細書(レセプト)に正確な記入ができる
1級:入院・外来ともに請求事務を幅広くこなせる深い知識・技能を有し、あらゆる治療内容の点数算定について広く理解できる
医科医療事務検定
(一般社団法人 日本医療報酬調査会)
●団体・運営:
一般社団法人 日本医療報酬調査会

●目的:
医療保険の仕組み、治療費の計算方法、診療報酬請求の仕組みなど病院等で必要とされている専門知識(スキル)を証明

●合格率:-

●資格取得後の評価:
3級:外来及び入院の応用的な治療を把握し、明細書に正確な記入ができる。また、基本的な治療内容から病名を判断できる。
2級:医療保険制度等を理解でき、外来における幅広い治療内容を把握し、明細書に正確に記入することができる。
1級:外来診療における診療報酬点数請求の基礎を理解している。
医科医療事務検定試験
(医療福祉教育振興グループ日本医療事務検定協会)
●団体・運営:
医療福祉教育振興グループ 日本医療事務検定協会

●目的:
医療系事務従事者の資質の向上と、医療現場の効率化を図り医療サービスに貢献することを目的とする。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
3級:医療保険や診療報酬制度の概要を理解している。
また、基本的な外来診療の算定知識を有し、あらゆるカルテ症例より正しくレセプトを作成することができる。
2級:基本的な入院診療並びにやや複雑な外来診療の算定知識を有し、あらゆるカルテ症例より正しくレセプトを作成することができる。
1級:入院並びに外来の、幅広く深い算定知識を有し、あらゆる複雑なカルテ症例より正しくレセプトを作成することができる。
クリニック事務技能検定
●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
診療所における医療事務業務の従事者として必要な、受付業務から窓口業務、診療所に特化した診療報酬算定の基礎等の知識および技能の程度を評価・認定することによって、その業務能力の向上と社会的地位の向上等を資することを目的としている。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
診療所医療事務の即戦力をアピールできる。

【診療報酬請求(レセプト)】知識・スキルを身に付ける

資格試験名
試験名をクリックすると詳しい内容が見れます
概要
診療報酬請求事務能力認定試験




●団体・運営:
公益財団法人 日本医療保険事務協会

●目的:
診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るための試験。

●合格率:30.2% 第1回~第53回(2020年12月)

●資格取得後の評価:
平成6年に厚生労働省が唯一認定した試験。
資格取得をすると高評価を得やすい試験。
現在、医療事務の資格では最高峰。
レセプト点検業務検定試験●団体・運営:
日本医療事務協会

●目的:
患者さんの病名に対して行われた検査や治療、処方された薬が正しいかどうかなど、請求業務の全般的な知識の理解力や処理能力を証明。

●合格率:66.7%(2019年)

●資格取得後の評価:
診療報酬を正しく理解し請求できることをアピールできる。
DPC/PDPS初級検定試験
●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
DPC請求事務は通常の請求事務とは異なる「包括払い」で算定するための基礎的な知識と実務のスキルを計る

●合格率:50%位

●資格取得後の評価:
DPC請求事務の知識・処理能力をアピールできる。
労災事務管理士(R)技能認定試験
●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
労災及び自賠責保険の知識・処理能力の向上。

●合格率:50%位

●資格取得後の評価:
労災及び自賠責保険専門知識・処理能力をアピールできる。
労災指定医療機関は必要スキル。
毛嫌いする医療事務員が多い分野です。
競争率が少ない分野なので逆にチャンスかもしれない。
在宅診療報酬事務管理士(R)技能認定試験●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
医療・医療保険と介護保険が絡み合う「在宅診療」の知識・処理能力を証明。

●合格率:60%位

●資格取得後の評価:
診療所(19床未満)での在宅診療のエキスパートとしてアピールできる。
医療保険と介護保険を同時に処理する能力は在宅診療ならではの分野。

【接遇応対(コミュニケーションスキル)】を身に付ける

医療事務は知識や処理能力を求めすぎていたのかもしれません。

我々医療事務員はもう一度初心に戻り、接遇応対を見直すべき。

 

医療業界は閉鎖的で、接遇応対の質はいいとはいえません。
命を預かっている医師や医師のサポートする看護師は体育会系質。
その雰囲気に染まっている医療事務員。

 

医療事務員の対応の悪さがネット上で上げられるのは接遇応対を二の次に考えている医療機関の体質が大きな原因です。

その体質が長く続いているため、上司が部下に接遇応対を教えられないのが現状なのです。

資格試験名
試験名をクリックすると詳しい内容が見れます
概要
ホスピタルコンシェルジュ(R)検定試験●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
患者さんが病院を選ぶ時代となり、医療の質のほかに職員の応対が求められている。
コミュニケーション能力と患者さんの質問に答えられる知識を身に付ける。

●合格率:3級 70%程度  2級 50%程度  1級 10%程度

●資格取得後の評価:
3級:医療事務従事者として実務について基本的な理解と知識をもち、通常の日常業務の中で患者さま等とスムーズに対応できる技能をもつ。

2級:医療事務従者として実務について一般的な理解と知識をもち、日常業務やイレギュラーな事例にもスムーズな対応ができる。

1級:医療事務従事者として実務について十分な理解と高度な知識をもち、患者さま等からのクレームや特殊な事例にもスムーズな対応ができる。
医療通訳技能認定試験【専門/基礎】●団体・運営:
一般財団法人日本医療教育財団

●目的:
医療通訳に従事する者の有する知識および技能の程度を評価・認定することにより、
医療通訳の【基礎的・専門的】な技能および質の向上と、その社会的地位の向上に資することを目的としている。

●合格率:非公開

●資格取得後の評価:
【基礎】
診療所、一般病院などにおける対話コミュニケーションを通訳するために必要な関連知識、技術、倫理を有していることを基準とします。


【専門】
医療、保健分野における対話コミュニケーションを支援するために必要な関連知識を有し、
医療通訳者として対話者間の効果的なコミュニケーションを可能にする十分な能力、技術、倫理を有していることを基準とします。
医療通訳技能検定試験●団体・運営:
一般社団法人日本医療通訳協会

●目的:
医療通訳に関する教育・啓蒙・調査・研究・広報活動を通じ、医療にかかわる通訳を行っている方々や各教育関連機関と、各医療関連機関との交流を推進するため、及び医療通訳者の地位向上を目的に資格認定を実施する事を目的としている。

●合格率:非公開

●資格取得後の評価:
2級
健康診断・検診には対応可能な医療通訳レベル

1級
医療全般にかかわれる医療通訳レベル(重症の病気に対応できるレベル)
メディカル・フロント・コンシュルジュ技能認定●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
医療機関のフロント業務における患者対応に必要な知識と技能のレベルを評価することによって、その職業能力の向上と社会的地位の向上等に資することを目的としている。

●合格率:非公開

●資格取得後の評価:
医療機関における患者接遇スペシャリスト
医療英会話技能認定●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
医療機関の受付(総合案内・外来・会計・各診療科・病棟など)における外国人患者対応で必要となる基礎的な英会話力を評価・認定することにより、医療機関の事務スタッフとして求められる英語による外国人患者対応能力の向上に資することを目的としている。

●合格率:非公開

●資格取得後の評価:
医療機関における外国人患者応対(英語)能力所有者

【医事コンピュータ(IT)】知識・スキルを身に付ける

資格試験名
試験名をクリックすると詳しい内容が見れます
概要
医療事務OA実務能力認定試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
医療事務知識や医療事務コンピュータにおける基礎知識、コンピュータの実務に必要なオペレーションスキルを客観的に判断する。

●合格率:60%~80%

●資格取得後の評価:
医療事務コンピュータ知識・処理能力をアピールできる。
医事コンピュータ能力技能検定試験
●団体・運営:
日本医療事務協会

●目的:
医事コンピュータの入力業務に必要な知識と技能レベルを判断する。

●合格率:83.1%(2019年)

●資格取得後の評価:
医事コンピュータの入力業務の知識・処理能力をアピールできる。
医事コンピュータ技能検定試験
●団体・運営:
一般社団法人 医療秘書教育全国協議会

●目的:
医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識を判断。


●合格率:準1級 57.8% 2級 55.5% 3級 67.9%(2019年)

●資格取得後の評価:
2級以上に合格することにより、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになる。
医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識能力をアピールできる。
電子カルテ実技検定試験●団体・運営:
一般社団法人 医療秘書教育全国協議会

●目的:
診療時における医師と患者とのやり取りを、シュミレーション化した問答形式問題を基に、電子カルテシステム(診療所、病院外来用)を操作し、電子カルテを作成できるようにする。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
合格すれば、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満たすことになる。
医療の現場で進むIT化に対応するためのスキルをアピールできる。
電子カルテオペレーション実務能力認定試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
電子カルテを含む医療IT化に関する基礎知識、電子カルテの実務に必要なオペレーションスキルを客観的に判断する。
文部科学省のカリキュラムに沿った「C&C電子カルテシステムⅡ」を使用。

●合格率:60%~80%

●資格取得後の評価:
電子カルテの実務に必要なオペレーションスキルをアピールできる。
医事オペレータ技能認定試験
(メディカルオペレータ)

●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
医事コンピュータの操作・処理に関する知識と技能のレベル・職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的としている。

●合格率:87.0%

●資格取得後の評価:
医事コンピュータの操作に関する知識と技能を備えていることをアピールできる。
医事コンオペレーターTM●団体・運営:
MEDIN 医療福祉情報実務能力協会

●目的:
医事コンピュータの操作・処理に関する知識と技能のレベル・職業能力の向上に資することを目的としている。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
医事コンピュータの操作に関する知識と技能を備えていることをアピールできる。

【医師の事務的サポート】知識・スキルを身に付ける

資格試験名
試験名をクリックすると詳しい内容が見れます
概要
医師事務作業補助業務実務能力認定試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
医師事務作業補助者実務能力認定試験は、医師事務作業補助者に必要な、関連法規、医学知識、個人情報保護法、医療用語、文書作成、電子カルテ等に関する知識、および文書作成能力を客観的に判断するもの

●合格率:60%から80%

●資格取得後の評価:
診療報酬においても医師事務作業補助者の配置が評価されている。
医師の事務作業を補助する専従者として、専門知識・処理能力をアピールできる。
医師事務作業補助業務実務能力認定試験
(認定医師秘書TM)

●団体・運営:
特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会

●目的:
医師事務作業補助者業務の従事で求められる能力を有すことを証明

●合格率:-

●資格取得後の評価:
「診療報酬点数加算」の「医師事務作業補助体制加算」新設に伴い、厚生労働省が定める業務内容に必要な知識・技能を修得する時間数(32時間以上)、この規定に準じた教育を修了したことを証明。
医師事務作業補助者
(ドクターズオフィスワークアシスト(R)検定試験)

●団体・運営:
JSMA 技能認定振興協会

●目的:
勤務医の負担を軽減すべく、主に医師が行っていた診断書や処方せんなどの文書作成や検査予約などの事務作業を補佐する医師事務作業補助者としての知識とスキルを証明

●合格率:60%

●資格取得後の評価:
療報酬においても医師事務作業補助者の配置が評価されている。
医師の事務作業を補助する専従者として、専門知識・処理能力をアピールできる。
医師事務作業補助技能認定試験
(ドクターズクラーク(R))

●団体・運営:
一般財団法人 日本医療教育財団

●目的:
医師事務作業補助業務の従事者として必要な医療文書の作成、医学・薬学、医療に関する法律・法令等の知識と技能のレベルを評価、認定することによって、その職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的としている。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
療報酬においても医師事務作業補助者の配置が評価されている。
診療録や各種診断書・証明書・処方せん等の医療文書作成業務等、医師事務作業補助職として必要な基礎的知識・技能を有していることをアピールできる。
医療秘書技能検定試験●団体・運営:
一般社団法人 医療秘書教育全国協議会

●目的:
準1級以上に合格することにより、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになる。
医療秘書としての専門知識と技能を証明。

●合格率:1級25.6% 準1級29.9% 2級58.3% 3級74.5%(2019年)

●資格取得後の評価:
3級:医療秘書として、 それぞれの領域について基礎的知識と技能をもち、一般的な業務を遂行することができる。

2級:医療秘書として、 それぞれの領域について一般的な知識と技能をもち、やや複雑 な業務を遂行することができる。

準1級:医療秘書として、それぞれの領域について専門的な知識と技能をもち、やや複雑多岐な業務を遂行することができる。

1級:医療秘書として、それぞれの領域について高度な知識と技能をもち、複雑多岐な業務を専門的に遂行することができる。
2級医療秘書実務能力認定試験●団体・運営:
全国医療福祉教育協会

●目的:
医療事務実務能力、医学基礎や関連法規に関する知識、患者接遇や院内コミュニケーション能力を含めた医療秘書実務能力を客観的に判断するもの。

●合格率:60-80%

●資格取得後の評価:
専門知識・処理能力・コミュニケーション能力をアピールできる。

医療秘書情報実務能力検定試験
(医療秘書管理事務士TM)
●団体・運営:
特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会

●目的:
診療報酬請求事務と医療秘書(クラーク)の従事で求められる一定の能力を有すことを証明。

●合格率:2級: 67.3% 1級: 53.1%

●資格取得後の評価:
医療秘書能力、医療機関の高い患者サービス保持、円滑なクラーク業務など、メディカルセクレタリースペシャリストであることをアピールできる。

医療秘書資格●団体・運営:
一般財団法人 日本能力開発推進協会

●目的:
医療機関で秘書として医師のサポート全般を行うために必要な知識および技能の程度を審査し、証明することにより、職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とする。

●合格率:-

●資格取得後の評価:
医療機関等での受付業務、接遇、院内コミュニケーション、秘書業務に関する職業能力をアピールできる。

まとめ

似たような試験名がたくさんありましたが、調べてみると目的が多少違っていました。

なんでも同じというわけではなく、試験にも役割があり業務内容によって分かれています。

 

仕事には必ず役割があります。

病院の医事課にも役割があるように、役割に沿った資格がありました。
ベテラン医療事務員でも業務に活かすため新たな試験に挑戦し資格を取得しています。

 

目的がなく試験に合格しただけでは、医療事務の業務に就けません。

自分が何の仕事をしたいかを明確にしてから試験に挑戦することをおすすめします。

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